さちこのナース勉強blog

ナースの為の勉強blog&ママナースの日常 元ICUナースが臨床で役に立つ看護の基礎と病態をわかりやすく伝えます。ママになって経験してきたこともお伝えしていきます。

ICLS受講体験談

おはようございます!

7月に入りもう2週が経ちましたね。

いつも聞くラジオで

パーソナリティが言っていましたが

どうやら今年の半分以上が終わったようです。

衝撃!です。

今更って感じではあるけど(笑)

 

この間

ICLS受講してきてみました!

6年前に受講して以来

受けていなかったので

久しぶりの受講でした。

ところで蘇生のコースって

BLS、ACLS、ICLSなどいろいろな資格があり

分かりにくいですよね。

ICLSってどんな講座なのか

実際に受講してきたので

ここでお話ししてみたいと思います。

 

 

ICLSとはなんぞや??

まず、ICLSってなに?って感じですよね。

日本救急医学会が開催している

蘇生教育コースです。

似たような蘇生コースで

ACLSというものがありますが

こちらはAHA(アメリカ心臓協会)が

提供している蘇生コースになります。

元々はACLSの二次救命処置が始まりで

ACLSは2日間かけて

急性冠症候群急性期脳卒中を含めた

二次救命処置を学ぶコースです。

 

もっと短く二次救命処置を学習できないか

ということで日本で作られたコースが

ICLSです。

 

ICLSは突然の心停止に対して

最初の10分で適切なチーム蘇生を習得すること

目標としています。

 

受講時の一日の流れ

私の受けたコースはこんな流れでした。

午前中に一時救命処置(BLS)について学びます。

一時救命処置(BLS)の実習を行い

モニターについて

酸素投与について

気道確保について

人形や実際の物品を使用しながら

学習します。

 

お昼休憩をはさみ

午後は二次救命処置(ALS)について学びます。

VF、VTのアルゴリズム演習

PEA、Asystoleのアルゴリズム演習

を行った後

今までのまとめとして

メガコード演習

を行いました。

お昼以外にも

一日を通して都度短時間の休憩はあります!

 

ICLS受講をしてみて

BLSとALSについて

再度学習でき実際の急変時に

対応できそうだな!

と感じることができました。

メガコード演習では

アルゴリズムを使い分けられるか確認されます。

またPEA、Asystoleの原因になるであろう

例を出題され

蘇生を行いながら

どうしてこの人が倒れてしまったのか

様々な情報を得ながら原因を究明していきました。

午後の時間のほとんどを使用して

メガコードを行い

何例も演習をすることができ

とても楽しかったです。

チームダイナミクスの大切さや

相手に対してどうしたら

安全に気持ちよく伝えることができるのか

学ぶことができました。

より良い蘇生処置にするために

本当に今の処置が適切なのか

声をあげる勇気も必要で

実際には医師がリーダーになって

蘇生処置をしていくと思いますが

自分に知識をつけておくことで

建設的意見交換ができ

より良い処置をチームで作り出せるように

常に準備しておかなくてはならないな

と感じました。

 

ICLSは

めちゃくちゃ難しいわけではありませんが

ICLSの受講前に購入する

ICLSの冊子は読み込んで受講に臨んだ方が

学びの深い演習になると思います。

ACLSより受講費も安く

時間も短く

蘇生処置を学びたい

という方にぴったりだと思います。

・蘇生処置ちょっと苦手なんだよなぁ

・臨床から少し離れてまた復帰するのに

 ちょっと不安だなという方

・子育て中などで短時間で講習を受けたいなという方

是非受講してみてください(o^―^o)

 

ではまた書きます(^▽^)/