さちこのナース勉強blog

ナースの為の勉強blog&ママナースの日常 元ICUナースが臨床で役に立つ看護の基礎と病態をわかりやすく伝えます。ママになって経験してきたこともお伝えしていきます。

看護師転職⑤ 3回目の退職と転職~キャリアアップとプライベートのバランスをもがいた私~

こんにちは

また秋が深まってきました。

乾燥しはじめてそろそろ

体調を崩しやすくなるころですね。

私はよく喉風邪をひくのですが

今年は幸いひどくなる前に対処できています(⌒∇⌒)

部屋の加湿とよく寝ることはとっても大切ですね!

 

今回は3回目の退職と転職について

書いていこうと思います。

 

 

3度目の退職のわけ

2度目の転職でついた職は

大学病院の検査部で採血をする仕事でした。

不妊治療をするために

午前中のみの週4日勤務で

仕事をセーブしていました。

不妊治療はいつまで続くかわからない治療で

私たちも助成がもらえる

(当時は治療6回まで助成金がもらえてました)

6回までと決めて

体外受精を受けていました。

一番最後の治療で何とか妊娠し

そのまま順調に育ちました。

とはいっても

切迫流産・早産を経験し

つわりも重かったので

妊娠して早い段階から大事にしたいことを

職場上司へ相談し

休職させていただいていました。

そんな理解ある職場で

ありがたかったのですが

出産し金銭的にもあまり余裕がなく

(助成がもらえるとはいえ莫大な治療費がかかり

当時の貯金はほぼほぼなくなっていました。)

常勤で働きたい気持ちが強くなっていました。

上司に相談したところ

「検査部での常勤枠はない」

とのことでした。

パートで産休・育休をもらっていたため

本来であれば育休明けに

職場復帰しなければならない

ところですが

私は条件が合わないことを理由に

退職することを決めました。

社会的にはあまりよい退職の仕方ではないと

理解しています。

でも中にはそういう人もいるはず…。

実際に出産し子どもを育て始めないと

わからないことってたくさんあると思います…。

という感じで常勤で働くことを求めて退職し

求職することとなりました。

 

3回目の転職の実際・自分で活動してみた

大学の検査部で働いていた私は

同大学の看護部であれば

常勤で雇ってくれないかな?

ということを考えました。

でも、そんな感じの退職の仕方ではあったため

雇ってくれないのでは?

というのも少し頭の隅っこにありました。

なのでまずは状況説明しながら

看護部へ病院見学と労働条件を聞きに

行ってみました。

そこで自分がどのように対応されるのか

感じてみようということもかねて

見学に行きました。

想像していたより優しく

是非働いてほしい的な感じで対応されました。

この感じであれば、採用面接行ってみてもいいかも

と思い応募し

そのころコロナがまだ蔓延していたため

MEET的な(ビジネスチャットみたいな)ので

パソコン画面越しに面接をしていただきました。

でもまさかの面接で部長から

「あなたみたいな規律を守れない人は

うちでは一緒に働けません。」

と言われその場で不合格が確定するという

衝撃的な面接でした。

ほかにも結構衝撃的なことを言われましたが

びっくりしすぎて具体的に何を言われたか

覚えていません。

まぁ、もちろん私が規律を守れなかったのは

確かなんですけどね。

でもものすごくびっくりしました。

一番初めに働いていた職場の看護部長は

「自分の人生に合わせて自分のタイミングで

辞めていいんだよ、

妊娠出産したら考えが変わるのは当たり前

産休・育休とってから

復帰しなくてもそれでもいいからね」

と言ってくれていた人でした。

組織のトップに立つ人なので

今回の大学の看護部長が

正しいのはわかるのですが

あれほどまでに私を否定しなくても…

と思う面接でした。

 

3回目の転職の実際・ナースセンターを利用した

そんな感じの面接を乗り越え

自分一人では抱えきれず

心が折れてしまいそうだったため

ナースセンターに電話してみました。

この時対応してくれた方は

泣きながら連絡したので

とってもびっくりしたと思います(;^_^A

状況を説明し

今後の就職活動の相談にも

乗っていただきました。

子どもがその当時生後2か月とかだったため

電話をしている間に

子どもが泣き出し

しっかり話せないということがありました。

日程を調整し子どもの一時預かりの予約を入れて

ナースセンターの事務所へ行きました。

ナースセンターで自分の希望と

どんなふうにステップアップしていきたいのか

話を聞いていただき

自分に合いそうな職場を

いくつか提案していただきました。

そこで提案を受けたのが

大きな病院グループを持っている訪問看護

でした。

訪問看護は2回目の転職の時に

不採用となってしまったことがあり

自信がなかったですが

・時間内で帰宅できることや

タブレットで記録ができるため

時間がない場合事務所に帰らず

そのまま帰宅し記録も書けることや

・子どもが発熱し急な早退になっても

大きい訪問看護でありスタッフも多く、

ママさんが多いため、理解を得やすく

休みの調整をしやすいこと

を理由にその訪問看護をお勧めしてくれました。

 

あとはもう一つ1次救急の病院を案内され

どちらも見学に行かせてもらいました。

訪問看護は実際に訪問を体験させてもらい

自分の働いていることが想像できたため

試験を受けることにしました。

 

急性期でキャリアアップを考えた私

急性期病院でまだまだ経験を

積みたい気持ちがあり

訪問看護のグループ病院にも見学に

行かせてもらいましたが

ここは看護部長より

とても忙しい病院だから

小さな子がいるあなたは

パートから働いてもらうことを

勧めるといわれました。

常勤の場合夜勤ができないと

採用することができないとも言われました。

30歳でまだまだ急性期での

経験を積みたい気持ちが

あった私には

とても苦しい経験でした。

子どもがいる若い看護師が

大きい病院で働けなくなる理由は

こういうところなんだな…と実感しました。

今の自分に合った働き方は

訪問看護なんだろうけれど

急性期でまだまだ経験を積みたい

気持ちは強く

なかなか気持ちをまとめることが

できなかったのを覚えています。

結局ナースセンターの提案してくださった

訪問看護の面接のみ受けて

急性期病院で働くのは

また自分が少し落ち着いたときに挑戦するんだ

という気持ちで

試験を受けることもやめておきました。

訪問看護の試験を受け

その場で合格し

子どもの保育園が決定したら

働き始めることとなりました。

 

今回はこの辺でおしまいにします。

次回は

0歳児ママがどうやって転職活動をしていたか

お話していきたいと思います。

なかなかハードだったあの頃を思い出して

書いていきます(⌒∇⌒)

ではまた書きます!