看護師転職シリーズ
① ICU→ICU
② ICU→採血室
③ 採血室→訪問看護(この記事)
④ 訪問看護→病棟
⑤ 病棟→外来
不妊治療には、想像以上にお金がかかりました。
貯金を崩しながら通院し、やっと授かった命。
出産後、改めて通帳を見たとき、正直言って青ざめました。
これから子育てで
今度は子どもにお金がかかるという時なのに
「パート勤務では経済的に安心して生活できない。」
それが、3回目の転職を決めた理由です。
パート勤務では家計が立て直せなかった
不妊治療で想像以上にかかった費用
もともと月経困難症でピルを飲んだりホルモン治療していたため
もしかしたら子供ができにくいかも?と思い
結婚して直ぐぐらいには
タイミング療法から不妊治療を始めていました。
でも
タイミング療法でダメ
不妊治療きっかけで卵巣嚢腫を発見し手術を2回受け
人工授精は卵巣を片方摘出した関係もあって
厳しいだろうということで
すぐに体外受精へステップアップしたけども
採卵後の受精がうまくいかず足踏み
何とか受精したものを移植するもうまくいかず…
体外受精は全部で6回やって
トータル4年でやっと授かりました。
そんな感じでそこそこに長めに不妊治療をしていたため
総額400~500万ぐらいは消えてしまいました(;^ω^)
貯金を崩しながら不妊治療
結婚してから夫婦二馬力で働いていたので
夫の収入は生活費
私の収入を貯金に回していました。
そのおかげで貯蓄されていたので
この貯金を不妊治療に充てていました。
無事妊娠してからは少しだけパートで働けたのですが
切迫流産・早産だったため
なかなか動くことができず妊娠して2か月ぐらいで
仕事も休みをいただき
そのまま出産するまで休職状態でした。
パートでまだ働き始めて1年も経っていなかったので
病欠の給料は出ず、無給でした。
出産までの間、切迫早産で点滴治療が必要となり
1か月入院していたこともあり
それも痛い出費でした。
出産後、通帳を見て現実を知った
そんな感じで妊娠後もなかなか働けず
入院もしていたので
貯蓄が瀕死状態!でした(;^ω^)
これから子どもを育てていくために
たくさんのお金が必要になるっていうのに…
夫の収入だけでも暮らしていくことはできるけど
子どもにやらせてあげたいことや
経験させてあげたいことを
「お金が理由で諦めるかもしれない」
そう思ったとき、胸がざわつきました。
私が働き方を変えたのは
自分のためというより、家族の未来のためでした。
常勤で働くしかなかった理由
子どもとの時間との葛藤
収入を増やして、子どものためにお金を使いたい。
そう思っていました。
でも、収入を増やすということは働くということ。
働くということは
子どもとの時間が減ってしまうということ…
かわいい今のこの時期に
子どもとの時間を減らすのは悲しいし、さみしい。
その一方で
子どもと二人っきりで過ごす時間が減ることに
少しだけ「ほっとする気持ち」もありました。
働くことで、夫以外の大人と話ができる。
社会との関りが持てる。
それは当時の私にとって、必要な時間だったと思います。
体力的な不安
常勤になれば夜勤もある。
産後、私に夜勤なんてできるのだろうか。
日勤だって
日々の生活が結構ぎりぎりで
何とか一日を過ごしているのに
そこに仕事が始まって、残業もある生活。
「本当に私はやれるのだろうか…」と
不安と疑問と押しつぶされそうでした。
でも“収入の安定”が必要だった
不安はたくさんありました。
それでも、これからの子どもとの生活を
自分が納得して過ごすためには
やらなきゃいけない。
稼がないといけない。
そう思っていました。
そして正直に言うと、
体力の不安よりも
日中ずっと子どもと二人きりでいる
精神的なしんどさのほうが
当時の私には大きかったのです。
3回目の転職で怖かったこと
転職失敗したらどうしよう
今回の転職は子どもを抱えながらの転職でした。
もし転職先を失敗してしまったら
その先の生活がかなりしんどくなるかもしれない。
そんな不安はありました。
でも
「早く働いて今の現状から
抜け出したい」
という気持ちも強く
不安で動けないというほどでは
ありませんでした。
失敗しないように
転職エージェントからの情報を聞いたり
自分で転職サイトを見たりして
できるだけ情報を仕入れ自分の目で
確認するようにしていました。
ブランクへの不安
新人からICU勤務で
不妊治療のため採血室のパートになり
ICU勤務からの間は
2年ほど空いていました。
経験のあった
ICUでは点滴のルートをとったり
膀胱留置カテーテルを挿入したりなど
病棟でよくやるような
手技を行う機会が少なく
2年というブランクも不安でしたが
そういったもともとの看護技術という面でも
不安がありました。
母としての迷い
子どもとの2人っきりの生活は
しんどいと思うことが
多くなってきてはいましたが
まだ1歳にもなっていない
子どもを預けて
仕事に出てしまってよいのだろうか
そんな気持ちもありました。
実際にナースセンターに状況を話し
転職の相談をした時も
相談した担当者に
「もう少しゆっくり子どもと
過ごした方がいいんじゃないか」
とも言われていたので
余計に自分が働きに出ようとしているのは
世間的にはあんまりよくないと
されるのかな?
なんていうことも考えてしまいました。
自分が子どもとの距離を
少し置きたい気持ちがあるのは
おかしいことなのかな?
とも思ってしまったときもありました。
いろいろな不安や迷いはありましたが
それでも私は「常勤で働く」という決断をしました。
それでも常勤で働く決断をした理由
子どもの将来を考えると収入の安定が必要だった
夫の収入だけでも生活は回るけれど
子どもにやりたいこと・やらせてあげたいことは
十分にできないなという状況で
このままパートで働き続ける場合には
子どもへ投資する選択肢が狭くなってしまう
子どものこれからのことを考えると
もう少し収入を上げて貯蓄や
子どもへの投資のお金を確保したい
そう思いました。
不妊治療で減った貯金への不安
本当に想像以上にお金がかかりました。
不妊治療ってお金をかけたから
子どもできるというものでもないので
できなければまた不妊治療を継続する
というサイクルで本当にお金が泡のように
治療費で消えていきました。
出産後の貯金は
正直ほとんど残っていない状態でした。
今までは子どもを作るためにお金が必要で
どんどんなくなってしまったけど
今度は生まれてきた子どもに
お金が必要になるので
子どもとのこれからを考えて
貯蓄をしていきたいと思いました。
経験してみて感じたけれど
不妊治療ってできた!がゴールじゃないのです。
できてから子どもが生まれて
やっと実際の人を育てるフェーズで
お金がここからどんどんかかるのです。
当時、頭ではわかっていたけれど
わぁ、これから本当にお金がかかるなぁ
これから生活していけるのだろうかと
不安に思っていました。
子どもと二人きりの生活から少し離れたかった
お金の不安ももちろんありましたが
子どもと日中2人っきりで過ごすことが
結構しんどいと感じていました。
夫が仕事から帰ってくれば
大人は2人になり普通に話ができますが
その夕方から夜にかけての会話も
夫が疲れていることの方が多いから
大した話はできなかったし
何より日中の自分のごはんやトイレも
落ち着いてできないのがつらいと感じていました。
まだ赤子で話しかけても言葉は出てこないし
ニコニコ笑ってはくれて癒されるけど
この子を守ることができるのは
私しかいないんだと思ったら
本当に精神的にしんどいなと
感じることが多くなり
このままではおかしくなってしまうかも
とも感じていました。
一方で子どもとの距離を
少し置きたい気持ちがあるのは
おかしいことなのかな
という気持ちもありました。
それでも仕事をして
社会との関りを持ち
子ども以外の誰かに必要とされたい
お昼ご飯ぐらいは
落ち着いた自分の時間が欲しい
外に出ることで子どもとの距離を保ち
精神的にも落ち着くことが
できるのではないか
と感じていました。
不安はあったけれど「やるしかない」と思った
看護師が常勤で働くとなると
病院では夜勤は必須だし
訪問看護でもオンコールは
必須になってくる
夜の勤務なんて
もう数年もやれてないから
そんな勤務できるのか
不安もありました。
子どもを抱えながらの常勤
子どもが小さいということは
面接でも伝えるけど
それでも常勤となれば
残業はつきものだろうし
子育てしながらたくさんの残業は
できないと思うし
そういうところも
不安に思っていました。
だけど
子どもとの将来のことを考えたときに
もう少しゆとりを持った生活をして
私たちが思うやらせたいこと
子どもが希望したやりたいことを
今後かなえていくために働きたい
精神的にも外に出たい
という気持ちが強く
いろいろな迷いや不安はありましたが
私はもう一度常勤として働くこと
を決めました。
実際の転職活動のリアル
まずは自分で求人を探してみた
今回はまずは自分で転職サイトを見て
情報収集をしてみました。
転職サイトに掲載されている
求人情報を見て
いいなぁと思ったところは
さらにその病院や施設などの
ホームページに飛んでみて
採用情報が載っているのかを
確認しました。
まだ子どもが小さかったため
勤めていた病院の検査部ではなく
看護部に転職したいなと思い
見学とお話を聞きに行ったのですが
産休育休をとっているのにもかかわらず
辞めるような人はうちには要りませんと
はっきり言われてしまい
面接後不合格でした。
ほかにもいろいろ自分で探しては
みましたが
勤務時間や働き方など
条件がかなり限られてしまい
なかなか「ここなら働けそうだ」
という求人に出会えませんでした。
ナースセンターにも相談してみた
ナースセンターに相談をしたきっかけは
自分が絶対に受かるだろうと思っていた
面接先から落とされてしまったため
メンタルがやられてしまい
話を聞いてもらいたい気持ちがあり
相談電話をしたのがきっかけです。
落ちてしまったことを話し
気持ちが落ち着いたところで
今の自分の状況
家計的に常勤で働いていきたいこと
小さい子どもがいること
残業は難しいこと
などを説明しました。
相談の中で担当者から
「子どもともう少し過ごしたら?
わざわざこんなに小さな時から
働かなくてもいいんじゃない??」
など親身に考えてくれました。
また、自分のキャリア形成についても
相談にのってくださいました。
それでも常勤で働ける職場を探した
家計的にも切羽詰まっている感じでは
ないけれど
子どもにやらせてあげたいものは
満足にやらせたいと思い
今後のためにも
常勤で働きたい気持ちが強く
その気持ちを汲み取ってもらい
いくつか候補を挙げてくれました。
できるだけ残業のなさそうな
夜勤もほぼないような
時間の調整がつきそうな
そういった求人を探してもらいました。
こうして私は、
初めて訪問看護の職場に
転職することになりました。
まとめ
子どもを抱えながらの転職は
不安や迷いも多くありました。
ブランクへの不安や母としての葛藤も
ありましたが
家計やこれからの生活を考え
もう一度常勤として働くことを
決めました。
こうして私は
初めて訪問看護の職場に
転職することになります。
しかし、この訪問看護への転職は
私の看護師としての
価値観を大きく変える経験
になりました。
訪問看護で働いてみて感じた
リアルについては
次の記事で詳しく書いています。

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