【体験談】ICU看護師を辞めたい…5年以上働いた私が限界を感じた理由と後悔しない選択

看護師転職

こんな悩みはありませんか?

  • ICU勤務がつらい
  • 毎日の緊張感に疲れた
  • 夜勤がきつくて辞めたい
  • ICU経験を活かして転職できるのか不安

私はICUで約5年半勤務しました。

ICUはやりがいのある職場ですが、その反面、精神的・身体的な負担も大きく、「辞めたい」と思ったことが何度もあります。

この記事では、私の経験を交えながら、ICU看護師が辞めたいと感じる理由や、後悔しないための選択肢についてお伝えします。

結論からいうと、ICUを辞めたいと思うことは決して珍しくありません。
私も5年以上勤務する中で何度も辞めたいと思いました。

しかし、ICUで培った経験は転職でも大きな武器になります。

この記事でわかること

  • ICU看護師が辞めたいと思う理由
  • ICU経験が転職で評価される理由
  • ICU経験を活かせる転職先
  • 後悔しない退職の考え方

① ICU看護師を辞めたいと思うのは珍しいことではない

ICUは看護師の中でも負担が大きい職場

ICUは、重症患者さんが集まる集中治療室です。

呼吸や循環をはじめ、
患者さんの状態は刻々と変化します。

そのため、常に緊張感があり、
片時も気を抜けない職場でした。

日々精神が削られていくような感覚の中
仕事をしなければならないので
本当に大変な職場です。

私はそのICU看護師として働くことが好きでしたが
ある日の夜勤で座って休んでいるときに動悸を感じ
測定してみると脈が130回/分でびっくりしたのを覚えています。

精神的に削られているな、
そしてそれが体に出てるなと感じた瞬間でした。

循環器内科に受診してみるとホルター心電図を付け検査をし、
結果のため受診したときに
ICUという現場と夜勤という勤務形態に体が悲鳴をあげているんでしょう、
配置転換をお願いしてみたらどうですか?と医師から言われました。

そんな経験からも
負担が大きい職場だなと感じます。

辞めたいと思うことに罪悪感を持たなくていい

そんなぐらいに精神的・身体的に負担が強いICUなのですから
やめたいとおもうのは普通のことだと思います。

私も何度も考えたことがありました。

緊張感の強い現場なので
医師から強い言葉を投げられることもあります。

嫌な思いをすることも数えきれないぐらいありました。

そんな環境下のICUでは
辞めたいと思うのはおかしなことではないです。

② 私がICU勤務で辞めたいと思った理由【体験談】

常に緊張感があり気が休まらない

ICUは重症患者が入院してくる場所なので
呼吸や循環の管理、鎮静の管理など
本当に片時も気が休まらないなと感じていました。

特に血圧の低下でカテコラミンを使用し
昇圧しているような患者さんなんかは
シリンジ交換の時は血圧が下がらないよう
並行して交換する対応をしたりと
気は抜けないし、ヒヤッとする場面もありました。
鎮静の交換時も、できるだけ鎮静が途切れることのないよう
素早く交換しなければならないので緊張していました。

ドレーン管理も気は抜けなかったな…
心外の術後のドレーンはつまらないようにミルキング
脳外科や消化器外科などのドレーンは
せん妄になった患者に抜かれないように気を付けたり
挙げればきりがないのですが
こんな感じでいつも緊張感があって気は抜けなかったのを覚えています。

持続した緊張状態でだんだんと体のしんどさを覚えました。

夜勤が続くと生活リズムが崩れる

そんな緊張状態の中
夜勤もやっているので
月に何度も訪れる夜勤をやっていると
緊張による精神の疲れと、夜中に起きて対応する体の疲れ
両方がつらくなり
自分では認識していなかったけれど
心も体も疲れていたんだと思います。

夜勤明けは疲れて眠るだけで終わり、
休日も疲れが抜けない。

「何のために働いているんだろう」
と感じたこともありました。

人工呼吸器など責任が重い

ICU看護師は呼吸器管理や補助循環などの管理、輸液の管理など
全身の補助しなければならない部分の管理が多く
しかも一つずつが生命にかかわってくる管理なので
責任はどうしても重くなります。
緊張感は常にありましたね。

勉強が終わらない

これは特に新人で入ったときはそう感じました。
私が入った病院のICUでは教育プランがしっかり決まっていて
勉強して紙で提出しなければ
実践はできないというところだったので
膨大な量の課題を配属時に分厚いファイルでもらい
それをひとつづつ勉強し紙に書いて提出して
足りないところの指摘や質問をされ
指導者より合格が出れば
実際に患者を受け持つことができ
ここで学びを深めるという感じでやっていたので
出勤日は受け持ちができるように課題を準備し
帰宅して学んだことをもう一度復習し
翌日受け持つであろう人の自分に足りない勉強をやって
また翌日出勤するという感じで
あんまり寝る時間がなかったのを覚えています。
あとは休日はほぼほぼ課題の勉強で潰れていました。

自分は勉強が好きで
負けず嫌いで
次は絶対できるようになるぞ!という精神だったので
苦に感じたことはあまり負かったのですが
むしろ先輩に勉強のし過ぎで
ノートを取り上げられてしまったこともあるほどに
がむしゃらにやっていましたね。

でもそんな感じで重症な患者がはいってくるICUでは
知識量もたくさんある必要があるのでどうしても
たくさん勉強しなければなりませんね。
ICUは知識を求められる職場です。
だからこそ、勉強が苦手な人や仕事と勉強の両立が難しい人は、
精神的な負担を感じやすい環境だと思います。

ICUは好きだったけれど、
「少し休みたい」
と思ったことは何度もあります。

③ ICU勤務で身につくスキルは転職でも強みになる

急変対応能力

ICUでは重症患者を受け持っているので
一般病棟より急変にあたることは多いと思います。

対応回数が多ければその対応能力も上がります。

私自身も急変にあたり何度も対応していたので
急変時の対応はほかの人より得意な方だと感じています。

これは転職時にアピールできる良いポイントだと思っています。

急変対応はどの病院でも評価されるスキルです。

「ICU看護師の経験しかないから転職できない」と不安に思う必要はありません。

人工呼吸器・循環管理

人工呼吸器管理や循環管理は一般病棟でも必要とされる能力です。

特に人工呼吸器管理については
苦手に思っている看護師は多く
人工呼吸器がわかる・人工呼吸器に慣れている
それだけで価値のあることだと思います。

即戦力として現場に入れるという点で
転職でも有利であると考えます。

私はICUで呼吸器や循環管理をしていたのもそうですが
呼吸療法認定士の資格も取得していたため
転職の際には資格欄に記載し
面接時にもアピールして転職活動に活かせたと感じています。

人工呼吸器管理ができる看護師は多くありません。

あなたが当たり前にやってきたことは、他の職場では大きな強みになります。

観察力・アセスメント能力

これは病院勤務以外でも必要な能力で
在宅、とくに訪問看護なんかでは一人での訪問をして
患者の状況を観察・アセスメントする必要があるので
重要な能力になります。

ICUにいたので全身の観察やそれをもとにしたアセスメントが
得意で強いというところを前面に押し出して
アピールすることができると思います。

私もこの能力については
ICUでしっかり学んでいたので得意で自分のアピールポイントだと思い
面接でもしっかりアピールしたのを覚えています。


ICU看護師として身につけた観察力は、患者さんを全身で見る力です。

その力は病院だけでなく訪問看護や施設でも必ず活かせます。

多職種との連携

ICU看護師はその職場の特徴として
様々な科の医師、理学療法士、薬剤師、栄養士、臨床工学技士、事務など
たくさんの職種の人とかかわることが多く
お互いの調整役を担うことも多々あります。

これは病院に限らず、入所施設や訪問看護・診療などでも
多職種との連携をとることが出てきます。

多職種との連携も多く経験し
調整役として動いてきたからこそ
どこに行っても相手が良い気持ちで仕事ができ
仕事が円滑に進むよう
コミュニケーションをとることができると思います。

ICU経験はあなたの財産

ICUで働いた経験は決して無駄にはなりません。

私自身、転職活動ではICU看護師経験を強みとして話しました。

大変な環境で積み重ねた経験は、必ず次の職場でも活かせます。


④ ICU経験を活かせる転職先

ICU経験は、決してICUだけでしか通用しない経験ではありません。
むしろ、観察力や急変対応能力は多くの職場で高く評価されます。

救急外来

ICUで全身を管理することに慣れていれば
救急の現場でも瞬時に全身状態を観察することができ
治療看護に活かすことができます。

私も現在救急外来で働くこともあるのですが
ICU看護師としての知識や技術、観察能力は活かせていると感じています。

救急車で来院された患者が急変した時の対応や
心停止で運ばれてきたような患者の対応など

ICU看護師の経験があったから
自信を持ってできているなと感じています。

手術室

ICUでは人工呼吸器や循環管理、全身状態の観察を日常的に行います。

手術室でも麻酔中の患者さんの全身管理や急変対応が求められるため
ICU経験は大きな強みになります。

訪問看護

訪問看護は基本一人での訪問なので
利用者の不調に一人で対応する必要があります。

精神的な不調なのか、体の機能的な不調なのか

全身状態を観察しながら本人や家族から話を聞き
アセスメントをします。

ここでもICUでの観察能力とアセスメント能力が活きます。

私自身もICUから訪問看護に転職した経験があり
ICUとはまた少し違う病態が多々ありますが
全身状態を見るという点では
観察能力を活かせたなと感じています。 

一般病棟

一般病棟では、重症度は病院や病棟によって変わってくると思いますが
ICUから退出した患者や状態が落ち着いている患者の対応
となることが多いと思います。

重症度はICUから比べれば少し落ち着きますが
急変の可能性はあります。
急変までもいかなくても急変前の兆候を観察し
急変を防ぐことも看護のうちですね。

観察、アセスメント能力はここでもしっかり活きてきます。

あとは急変時の対応にはICU経験があるため
落ち着いて対応できるという利点があります。

わたしも一般病棟にいた経験がありますが
急変時の対応は緊張はしますが
体が覚えていて動けていたなと
ICUにいた時の経験が活かされてるなと感じたことが何回かありました。

ICUは決して楽な職場ではありません。

私自身、何度も辞めたいと思いました。

それでも、ICUで学んだ知識や技術、観察力は、
今でも私の大きな財産です。

「辞めたい」と思っている方も、
自分が積み重ねてきた経験には自信を持ってほしいと思います。


⑤ ICUを辞める前にやってほしいこと

ICUを辞めること=看護師を辞めることではありません。

辞めたいと思っても、
ICUを辞めることと、看護師を辞めることは違います。

ICU経験を活かせる職場はたくさんあります。

だからこそ、勢いで退職する前に、一度立ち止まって考えてみてください。

辞める理由を書き出してみる

私自身5回転職を経験しましたが
引っ越しや結婚、不妊治療、妊娠など
人生の節目となるイベントの時以外の転職は
どうして今やめたいのか、何のために辞める必要があるのか
辞めた後どうしたいのか、辞めることによって自分は何を得られるのか
についてよく考えていました。
そして書き出していました。
考えるだけではなくどこかに書き出すことによって
自分の中でも落ち着いて整理でき
あとから見直すこともできるのでオススメの方法です。

書き出すことによって自分の中で整理ができるので
上司との面談時にも辞めたい理由をきちんと伝えることができるのも
利点だなと思います。
中には辞められたら困ると、話を聞いてくれて辞めないように
まるめ込まれるなんていうこともありがちです。
そうならないようにするためにも
自分の中で上司に説明できるように用意することは大切なことです。

信頼できる人に相談する

職場の中の人に限らず
家族や友人なども含めて今の状況を相談してみることも大切です。
勢いでもう辞めたい!辞めてやる!となってしまうことも
あるとは思いますが
自分だけで考えてもその辞めたい熱が収まらないとき
客観的に状況を見てくれる信頼できる人に相談してみることで
辞めた方がいいのか、少し思いとどまった方がいいのか
答えが出るかもしれません。
自分以外の誰かに意見を求めてみることも大事なカードです。

勢いで辞めない

私自身、勢いで退職届を出したことはありません。

「辞めたい」と思った時ほど、
一度立ち止まって情報を集めるようにしていました。

情報が増えると、
「本当に辞めたいのか」「異動でもいいのか」が見えてくることがあります。

転職市場を知ってから判断する

辞めたい!辞めてやる!と思ってしまっているのであれば
書き出してみて、信頼できる人に相談してみて
実際の今の転職市場はどうなっているのか
転職サイトをフラーっと見てみるのもよし、
とりあえず転職サイトに登録だけして情報を得てみるのもよし
今どんな求人があるのか確認してみて
今の職場と比較してやっぱり転職してみたいと思うのか
留まってみようと思うのかわかりませんが
とりあえず見てみてから判断するのも一つ手です。

私は転職するとき、
1つの転職サイトだけではなく
複数登録して比較しながら求人を見ていました。

担当者との相性や求人内容も違うため、
比較してみることで自分に合った転職先を見つけやすくなります。

私が実際に利用して比較した転職サイトをまとめています。
それぞれ担当者や求人が違うので、
転職を考えている方は参考にしてみてください。

私が実際に利用した転職サイト比較はこちら

⑥私はICUで働いたことを後悔していない

ICUで働いていたことを後悔したことは一度もありません。

むしろあの時、ICUで頑張ってよかったと思えることばかりです。
精神的にも磨かれたと思っていますし、体力的にも、そして知識的にも
しっかり身についているなとICUを離れてからも感じています。

私にとってICUで学んだことは
今でも看護師としての土台になっています。
辛い経験もたくさんありましたが、
それ以上に看護師として成長できた場所でした。


⑦まとめ

ICUを辞めたいと感じることは
いたって普通のことだと思います。
私も何度もそう思いました。
でもどうして辞めたいのか、どうして転職したいのか
まず自分自身が明確に理解する必要があります。
自分に向き合うことで本当にやめるべき時なのか
その答えが見えてくると思います。

そして、転職したいと感じたときには
ICU看護師の経験は活きる部分が多いです。
あなたの経験したことは、決して無駄ではなく
しっかり武器になります。
転職で十分なアピールポイントにすることができることを
覚えておいてください。

焦って辞めてしまうのではなく、
情報収集をしながら自分に合った次の職場を検討してください。
あなたの経験は、みんなができる経験ではありません
急変対応や重症患者対応ができる人材は貴重です。
ICU看護師の経験は、多くの職場で評価される強みになります。

ICU看護師として過ごした時間は、決して無駄にはなりません。
あなたが頑張ってきた経験は、必ず次の一歩につながります。
焦らず、自分に合った働き方を選んでくださいね。

私自身、転職活動では複数の転職サイトを利用して求人を比較しました。
担当者によって提案される求人も違ったため、
比較することで自分に合う職場を見つけやすかったと感じています。

私が実際に利用して比較した転職サイトはこちらにまとめています。

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