訪問看護で働く中で
「もう辞めたい…」
と感じたことはありませんか?
利用者さんとの関わりにやりがいはある一方で
業務量や責任の重さ、人間関係などに悩み
辞めたいと感じる人は少なくありません。
結論から言うと、
訪問看護を辞めたいと感じる原因は
「訪問看護そのもの」ではなく
職場環境による場合も少なくありません。
私自身、実際に訪問看護で働く中で
「このまま続けるのは無理かもしれない」
と思った経験があります。
この記事では、実体験も踏まえて
訪問看護を辞めたいと感じやすい理由を7つ紹介し
辞める前に考えたいことについてもお伝えします。
訪問看護を辞めたいと感じる理由7選
すべてに当てはまらなくても
1〜2個でも強く当てはまるなら
負担を感じているサインかもしれません。
1. 業務量が多く残業になりやすい
- 定時後訪問
精神領域の訪問も取り入れている場合や
家族の都合をできるだけ取り入れようとしている事業所は
定時後の訪問があることがあります。
事業所によっては遅出などの対応が
できる場合もあると思うので
訪問が遅くなることがわかっている場合は
遅出などの対応ができるかを確認するとよいと思います。 - 訪問後の記録
訪問時間は30分~90分、
場合によってはそれ以上のこともあります。
この訪問時間内に利用者に合った
看護の提供をしていくわけですが
この訪問時間内に記録を済ますことができれば
移動時間や訪問終了後に
事務所で記録をすることはないです…
でもそうもいかないのが実際のところです。
利用者の状態によっては訪問時間ギリギリまで
対応せねばならないこともありますし
家族からの問い合わせの対応も出てきます。
そうすると訪問後に記録をすることになり
時間外の勤務が増えるわけです。 - 関係機関への連絡
利用者の状態や家族からの要望など
普段と異なること、気になることがあった場合は
主治医や家族、ケアマネ、
ヘルパー、通所サービスなどへ
情報提供や情報収集のために
連絡を必要とする場合があります。
この連絡も、訪問の間の移動時間や休憩時間
訪問終了後に行うことになるので
これも時間外になってしまう要因といえます。 - スケジュール調整
これは、管理者が行うこともありますが
いろいろな事情で訪問時間が
変更になった場合などは
前日に電話連絡を入れることがあります。
一度でつながればよいですが
連絡を入れてもつながらない場合もあります。
あとは変更が難しい場合は
もう一度スケジュール調整を入れる
必要が出てきてしまい
それもまた時間外になりやすい要因です。
以前書いたblog記事に実際に訪問看護で働いて
感じたことについて書いています!
👉訪問看護がきついと感じた理由と学んだこと
2. 一人で判断するプレッシャーが大きい
- 急変時の判断
急変にあたることは、オンコールを持つことがあれば
そこそこにあります。
今までの経験で、急変対応に自信があれば
あまりプレッシャーを感じないかもしれませんが
そうでなければ強いプレッシャーを感じると思います。 - 相談できても最初は自分で考える必要
相談できる頼れる先輩や相談窓口があることは重要ですが
相談する前に自分で対応しなければならない時間は
どうしても発生します。
この時の対応もこれで大丈夫なのか…と
不安になることもあります。
これまでの経験や知識も持ち合わせておく
必要があるなと思います。 - 責任が重く感じる
ひとりでの訪問が基本なので
急変に限らず
家族からの質問の回答なども
責任を感じる場面が多々あります。
看護師として働いている限り訪問看護に限らず
責任は伴いますが
ひとりでの訪問で自分で
対応しなければならない場面が多く
余計に責任が重く感じてしまいます。
3. 利用者や家族との距離が近く感情的にしんどい
- のめり込みやすい
親身になって患者や家族の相談や
患者・家族の状況を見ていると
どうしてものめり込みやすくなります。
どうにかしてこの状況を改善したいなどと
自分のできる範囲、やるべき範囲を超えて
対応しようとしてしまい、とても疲れます。
自分の中に客観視できる目を持っておく必要があります。 - 境界線が難しい
のめり込むことによって
自分がどこまでやるべきなのか
その境がよくわからなくなることがあります。
後から考えると、ケアマネへ振っても良かったのでは?
と思うことも出てきたりもします。
自分の範囲なのかそうでないのか
一度立ち止まって考えるとよいでしょう。 - 家族対応で疲弊することもある
特に終末期の患者家族の対応
共依存の患者家族の対応
ものすごく頼ってくれるがゆえに
それは家族で対応すべき内容だけれど
お願いしてくる家族への対応など
本人の対応より家族の対応が
しんどいと感じることがあります。
訪問看護に向いてる人・向いてない人について
書いた記事があります!
コチラも参考にしてください(⌒∇⌒)!
4. 看取りや終末期対応が精神的につらい
- 死と向き合う負担
在宅で管理しているのでどうしても
最後の場面は出てきます。
私はずっとICU勤務だったので
この対応に慣れていませんでした。
自分の目の前で亡くなっていく姿を
見ているのがとてもしんどいと感じていました。
終末期対応が不慣れな看護師さんは
負担に感じやすいと思います。 - 感情消耗しやすい
のめり込んでしまうと余計に消耗します。
これが私には本当につらかったです。
誰かほかの看護師に打ち明けることが出来たり
カンファレンスなどがあれば
少し消耗が減るかもしれませんが
聞いてもらえる時ばかりではないので
客観的になれる自分を持っておく
必要があると思います。
5. オンコールが負担になる
- 夜間呼び出し不安
オンコール当番の時は
お風呂もあまり落ち着いて
入れなかったのを覚えています。
夜もうとうとはできるけど
いつ電話が鳴るかわからないので
熟睡はできませんでした。 - 休日も落ち着かない
休日は電話を持ったまま外出しますが
家族で買い物中に電話があり
必要の場合は訪問することもあり
電話とともに訪問用バックを持って
お出かけしていました。 - 家庭との両立が難しい
残業がどうしても出やすかったり
家族の協力が得にくい場合は
難しいかもしれません。
でも
事業所によっては両立しやすい
環境が整っているかもしれません。
自宅にタブレットを持って帰ることができる場合は
記録が自宅ででき、直帰できれば
早く自宅に帰ることができ
その分洗濯物を回したり
自宅の家事ができる時間に
回せるかもしれません。
小さな子供がいる場合はオンコール免除や
そもそも時間外勤務がほとんどないように
訪問時間を調整している事業所もあると思います。
6. 職場環境や教育体制が合わない
- 教育不足
訪問看護が初めてでも
病棟経験があれば
訪問内容は放置というか
わかるよねという感じになりやすいと思います。
個人的に困ったのは
入浴介助やリハビリの仕方について
フォローしてほしい旨を伝えても
スタッフの人数的に
対応できる場合だけではないので
なかなかこちらの気持ちに沿って
教育を受けられる状況ばかりではないです。 - 人手不足
人手不足によって教育が行き届かないということや
時間外の訪問になることが出てきたり
オンコール対応のできる人数が少なく
オンコールの当番日が増えるということもあります。 - サービス残業文化
看護師業界に多いサービス残業ですね。
訪問看護でも情報収集や各関連機関への連絡での
残業があります。
7. 自分には向いていないと感じてしまう
- 完璧主義
あれもこれも自分が全部やらなければと思うと
なかなか大変です。
訪問看護は担当制やチーム制で訪問を行います。
担当制であっても
ほかに訪問している先輩もいるので
悩んだときは先輩や同僚に相談しながら
自分はどこまでやるべきなのかを考えつつ
客観視できる目を持って
訪問に取り組むとしんどくなりにくいと思います。 - 抱え込みやすい
訪問の流れによっては
事務所に一度も戻ることなく
一日の訪問が終了してしまう
こともあると思います。
昼休憩などで事業所に戻れる場合は
休憩時間などに先輩や同僚に
悩みを打ち明けることも大切です。
帰る時間のない場合は
事業所に訪問終了後に戻ったときにでも
話してみるとよいと思います。 - 自信をなくしてしまう
訪問をしていれば
失敗することもあります。
きついことを利用者に言われてしまう
こともあります。
私自身ももう来なくていいと言われたり
直接でなくても
あの人にはもう来てもらいたくないなどと
ほかのスタッフに話があり
担当を外されることもありました。
人間なので相性もあります。
こればかりは自分に非がない場合もあるので
あまり気にしないことも大切です。
ただ、対応をミスしてしまった場合は
どうしてミスをしてしまったのか
よく考え次回につなげられるよう
対策をする必要もあります。
どちらにしてもへこみすぎず
次に活かせるように対応した方がよいです。
辞めたい=訪問看護そのものが合わないとは限らない
- 職場が合っていないだけかもしれない
辞めてからほかの事業所の人と話す機会が
あったのですが
事業所によって本当に様々です。
定時の時間や訪問時間の枠組み、最終訪問時間や
対応している領域、移動時間がどのぐらいあるのかなど
細かい部分を上げてしまえばキリがないのですが
本当に事業所によって違うんだなと感じました。 - 環境次第で働きやすさは変わる
教育環境や訪問時間、オンコール回数、
人間関係など
入った事業所によって違うと思います。
今いる事業所で働きにくいからやめたいと感じているならば
ほかの事業所に行ったら働きやすい!
と感じることもあるかもしれません。
働きにくい=訪問看護が難しいわけではないのです!
今自分のいるその事業所が難しいだけ
なのかもしれません。
ただ、こうした理由があるからといって
すぐ「辞めるしかない」とは限りません。
辞める前に考えたいこと
つらい原因は「仕事」か「職場」か整理する
つらい原因は何なのか、
意地悪な人・苦手な人・上司のパワハラなど人的要因なのか
訪問領域(終末期・慢性期・精神科領域・小児領域)・
急変時の対応・責任の重さなどの仕事の内容に困難さを感じているのか
訪問スケジュール・残業の多さ・オンコール当番などのシステム面なのか
まずは自分がどの部分に困難さを感じているのか
を考えてみてください。
別のステーションなら解決する場合もある
今話した中の
人的要因やシステム面であれば
事業所を変更すること=別の訪看への転職で
解決すると思います。
仕事の内容に難しさを感じている場合は
そもそも訪問看護自体が
厳しいのかもしれません。
心身が限界なら無理しない
どちらにしても
心が悲鳴を上げているのであれば
無理せず
たとえ転職したばかりでも
気にせず退職してしまってもいいと思います。
自分のことは自分にしかわからないものですからね。
後悔しないためには情報収集が大事
- 見学する
まずは必ず見学です。
その事業所がどんな雰囲気なのか
どんな感じで訪問をしているのか
細かい残業の有無、時間、直帰できるのか
訪問の最終時間は何時ごろなのか
雑務はどんなものがあるのか
委員会なども仕事内容に入ってくるのかなど
見学時に細かいところも聞いてみてください - 複数求人比較する
これも必須です。
この求人がいいから、この施設が本当にいいところだったから
などはじめから1つの求人に絞らず
いろいろな求人を見てみてください。
比較することで疑問が生まれたり
見えてくるものもあります。 - 転職サイトで内部情報を確認する
自分だけでは収集しきれない
情報がたくさんあります。
見学に行っても聞きにくかったことは
是非転職サイトを使って
プロから情報収集することもおススメします。
【こんな人は転職サイトで情報収集してみてください】
- 今の職場が自分に合っているか分からない
- 他のステーションも比較してみたい
- 内部情報を知ってから判断したい
私は「もっと早く使っていればよかった」と感じました。
👉レバウェル看護はこちら
求人数が多く、訪問看護の求人も豊富なのが特徴です。
特に、職場の雰囲気や人間関係、残業の実態など
自分では調べにくい情報を相談できるのが強みです。「今の職場がきついけれど、
訪問看護そのものを辞めるか迷っている」
という方にも、比較材料を持つ意味で
使いやすいサービスです。✔こんな人におすすめ
・別のステーションも比較してみたい
・内部情報を知ってから判断したい
・常勤で働ける職場を探したい
単発・派遣・パートなど柔軟な求人が多く
「いきなり常勤で転職するのは不安」
という方にも向いています。常勤だけでなく
まずは負担の少ない働き方から
試せるのが魅力です。「訪問看護を辞めるか迷うけれど
いきなり離れるのも不安」
という場合にも使いやすいと思います。✔こんな人におすすめ
・まずは無理のない働き方を探したい
・お試し的に働いてみたい
・家庭と両立しやすい仕事を探したい
迷う場合は
2〜3社登録して比較してみるのがおすすめです。
紹介される求人が違うことも多いため
選択肢が広がります。
まとめ
訪問看護を辞めたいと感じるのは
決して珍しいことではありません。
大切なのは
「なぜ辞めたいのか」を整理して
環境を変えることで解決する問題なのかを見極めること。
無理して続ける前に
まずは情報を集めて選択肢を持つことが大切です。
私自身、悩みながらいろいろ調べて考えてきました。
同じように迷っている方に
こちらの記事も役立つかもしれません。

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