さちこのナース勉強blog

ナースの為の勉強blog&ママナースの日常 元ICUナースが臨床で役に立つ看護の基礎と病態をわかりやすく伝えます。ママになって経験してきたこともお伝えしていきます。

急性心筋梗塞の看護2

こんにちは、さちこです!

今日も勉強ブログ

書いていきますよ~💡

 

今日のお題は

昨日に引き続き

急性心筋梗塞の看護についてです。

昨日の救命のための看護

の内容は理解できましたか?

 

振り返りや新しい学びに

なっていたら嬉しいです。

 

さて今日は

昨日書ききれなかった

心筋梗塞の合併症予防や

早期発見と対処について

お話ししていこうと

思っています。

 

心筋梗塞の合併症・・・

なんでしたっけ??

このblogでもお話ししました!

もし、パッと浮かばない方は

是非今日の記事を

読んでみてください!

少し前の振り返りとともに

看護についても

学ぶことが出来ます💡

 

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では始めます!

前回からの続きなので

から始めます☆

 

本日の流れ

 

 

 

2 合併症予防と早期発見・対処

さぁ、合併症は何だったか

思い出しましたか??

3つですよ!

 

答えは

不整脈心不全心原性ショック

でした!

この3つは心筋梗塞の急死につながる

3大合併症といわれています。

梗塞の範囲が広がるほど

これらの合併症になる頻度が

高くなります。

心筋梗塞発症直後の

心筋は炎症期にあり

心筋繊維の断裂や変性を

きたしているので

過剰な負荷によりこれらの合併症や

心破裂をきたしやすいです。

冠血流量を保ち、梗塞範囲の拡大を

防止することが重要です。

 

3つの合併症も怖いけど

心破裂ももっと怖いです。

自分も受け持ちを勤務変更で

変わってすぐ

患者が急変して

心破裂で緊急手術に行った人が

いました…。

夜勤だったのですが

ものすごく怖かったです…(;'∀')

準夜の看護師からの送りで

急変の可能性もあるかもな…

と思っていたらすぐに

そうなってしまったので

 びっくりしたけど

意外と冷静に対応できた

気がしています。

イメトレって大事ですよね!

 

心臓の仕事量を規定する因子は

心筋の収縮性血圧心拍数です。

この指標として収縮期血圧と心拍数を

かけた二重積が用いられます。

 

二重積(ダブルプロダクト)

= 心拍数 × 収縮期血圧

 

※この式は別に覚えなくていいです。

こんなのがあるんだなぁ

と思っておいてください。

 

この式から心拍数や血圧を

急激に上昇させる動作や環境

怒りやストレス、不安などの情動反応

激しい疼痛などは、

心筋酸素消費量の増加をもたらし

心臓への負担になることが分かります。

だから今伝えたような動作や感情の

大きな変動がないように

特に急性期ではこれらの因子を

コントロール安静に過ごす

必要があるんです💡

 

心筋梗塞発症後2~3時間は

心室頻拍(VT)や心室細動(VF)

などの重症不整脈が起こりやすいです。

そのため24時間の心電図モニターの

監視や除細動器やペーシング機器、

緊急薬剤が完備されすぐに

高度な緊急治療ができる

CCUやICUに搬送します。

 

心室不整脈の出現に対しては

ACE阻害薬やβ遮断薬などの

心保護薬の投与のほか

プルキンエ線維の興奮を低下させ

心室細動の生き血を上昇させる

リドカインの静注も考慮されます。

 

心不全や心原性ショックも

早期の対応が必要です。

そのため呼吸音を必ず確認し

湿性ラ音がないか

時間尿がどのぐらい出ているのか

同時に水分出納バランス

どんな感じか

プラスなのかマイナスなのか

丁寧に観察します。

 

プラスバランスになりすぎて

いるようであれば

CVPや血圧、HRなども

医師に一緒に報告し

指示を仰ぎます。

 

 

3 再梗塞の予防 

心筋梗塞の発症時に冠動脈を

閉塞して心筋壊死してしまう原因

として血栓症があります。

この血栓塞栓を出来るだけ早期に

溶かし、壊死に至っていない

心筋を保護し、梗塞の大きさを

可能な限り少なくすると

治癒過程の促進や不整脈の防止

などを目的として

発症直後に血栓溶解療法が

行われることがあります。

組織プラスミノーゲンアクチベータ

(t-PAウロキナーゼなどの

血栓溶解薬の冠動脈内投与や

静脈内投与を行います。

 

また、ステント内の血栓症予防や

血栓形成を抑制するため

血栓形成の基盤となる

血小板の粘着や凝集に対して

抑制効果のある抗血小板薬

アスピリンなど)の経口投与

行われます。

血栓性の合併症が予測される場合には

ワルファリンの投与も行われます。

 

今日はこんなところで

終わりにしようと思います。

 

合併症予防について

理解できましたか??

安静はどうして必要なのか

 

今回解消できたでしょうか?

少しでもすっきり

できたのであれば

嬉しいです(´ω`*)

 

ではまた書きます!

 

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