さちこのナース勉強blog

ナースの為の勉強blog&ママナースの日常 元ICUナースが臨床で役に立つ看護の基礎と病態をわかりやすく伝えます。ママになって経験してきたこともお伝えしていきます。

急性心筋梗塞の看護3

こんばんは、さちこです!

今日も昨日に引き続き

急性心筋梗塞の看護について

お話ししていきたいと思います。

今日のお題は

急性期を脱して

ADLを拡大していくときの

看護について書きたいと思います。

 

では早速始めます。

 

本日の流れ

 

 

 

1 日常生活への援助

 

食事

水分摂取から段階を経て固形食へ

進められます。

糖尿病、高コレステロール血症、

高血圧などの危険因子や合併症の

有無の状態により

塩分や脂質、摂取エネルギー、

必要時は水分が制限されます。

摂取食品が冷たすぎると

不整脈の誘因となるので

氷水を避けるなどの

注意が必要です。

食事そのものに対する心負荷を

考え、食後は1時間ぐらい

休憩を取りその後に

ほかのケアを行います。

 

排泄

胸痛に対してモルヒネなどの鎮痛薬

を使用した場合

腸蠕動が制限され

便秘になりやすいです。

また治療により生じる安静

便秘を助長してしまいます。

努責は、胸腔内圧を高め

一過性に冠血流量に変動をもたらし

心仕事量を増加させるため

便通コントロールが重要です。

排便方法も余分な心負荷が

かからないように

努責せずに排便できるように

工夫します。

また、安静などにより

腸蠕動が弱まることが

分かっているので早期から

マグミットや大建中湯

ラキソベロン、センノシドなど

薬剤も使用し努責がかからず

排便が出来るようにコントロール

することが大事です。

 

身体活動性の維持・拡大

絶対安静の時期に起こしやすい

二次障害として肺合併症や

自律神経反射の低下による

起立性低血圧、静脈血栓症

あげられます。

早期離床はこれらの障害を

予防するためにも重要です。

心電図モニタリングのもとで

臥床から端坐位、立位、歩行へと

各動作で安全を確認しながら

ADLの拡大を行っていきます。

 

 

ADL拡大をすることも大切なのですが

まだ心筋梗塞による心臓のダメージは

大きい状態です。

そのため 看護師は、

患者に安静を保つことが

大事であること、活動レベルの拡大は

安全を確認しながら、

段階的に行っていくことを

十分に説明をすることが大切です。

「心臓に過度な負荷がかかってしまうと

心臓の仕事量が増えてしまって

不整脈心不全などが起こる可能性が

あるから今は安静が必要なんです」

などと具体的に伝えると相手に

伝わりやすいです。

心筋梗塞で痛みが強くて

またあの痛みになりたくないと

安静を理解してくれる方もいますが

中には、安静がつらくて

精神的に参ってしまってもう無理!

と安静を保てなくなってしまう

患者さんもいます。

そういった患者さんたちには、

十分な説明だけではなく

患者が気分転換できるようなこと

医師と相談してできる範囲内で

看護ケアとして提供し

患者の安静が保てることに

努めます。

安静がつらくてせん妄になってしまう

患者さんもいます。

せん妄になってしまうと

安静が保てません。

せん妄になる前に私たちが出来る

傾聴や気分転換にラジオを

聴いてもらったり

家族との面会や本人の希望は

出来るだけかなえられるところは

かなえるなど丁寧に対応し

予防することが大事です。

 

また、動作を続けて行う

二重負荷では心負荷が強くなったり

前屈姿勢をすると

胸腔内圧が上昇し

また前屈から戻った時に

急に胸腔内圧が元に戻ることで

血圧が上昇し、

それに対応するため迷走神経刺激され

血圧の低下と徐脈になることがあります。

そのため、二重負荷や前屈姿勢は

避けるように患者に指導します。

 

心理的な援助

ストレスの緩和も重要です。

患者にとって何が起きているのか

分からず、不安な状況に置かれ

感情がうまく表出できない

場合も多いです。

患者の理解レベルに応じて

患者に何が生じているのか

また置かれている状況について

分かりやすく声をかけ

理解を促していきます。

患者の言葉に耳を傾け

感情表出を促し患者が

感じていることを

受け止めていく関わりが大切です。

 

家族への援助

心筋梗塞は突然発症し

生命に重篤な危機をもたらします。

家族に対して医師による病状説明で

生命の危機を告げると

心理的影響は大きく

家族も危機に陥ります。

家族の不安に向き合い、

感情の表出を促し

感情を受け止め支持していく

ことが大切です。

 

また、医師による病状説明が

うまく伝わっているか

家族に確認し必要であれば

看護師より話すことが出来る範囲で

伝えることも必要です。

家族は突然のことに驚き

動揺していることが多いです。

そのため、家族も病状説明が

頭の中に入ってこない

状況であることが

容易に考えられます。

看護師が家族より話を伺い

受け止め、家族の頭の中を

少しずつ整理してあげるように

関わることが必要なのです。

 

「医師から病状説明が終わったから

理解しているだろう・・・」

は、

間違いです。

あまりの動揺に何にも話が

入ってこないことの方が

多いのです。

必要であれば家族の気持ちが

落ち着いたところで

改めて医師よりお話しして

もらうことも家族の

理解を深めるための一つの手です。

 

今日はこんなぐらいで

終わりにしようと思います。

急性心筋梗塞の関わりについて

理解できたでしょうか??

心負荷を大きくかけないように

治療の状況を見て

生活の援助をうまく行うことが

大事なのです。

 

では今日はこの辺で💡

また書きます☆

 

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