さちこのナース勉強blog

ナースの為の勉強blog&ママナースの日常 元ICUナースが臨床で役に立つ看護の基礎と病態をわかりやすく伝えます。ママになって経験してきたこともお伝えしていきます。

急性心筋梗塞(AMI)について

こんにちは、さちこです(*'ω'*)

今日は急性心筋梗塞について

書いてみようと思います。

心臓と呼吸が好きなのでどうしても

かたよっちゃいますが

お許しください(笑)

 

今日は

心筋梗塞はいつも関わっているけど

振り返ってみたいという方や

かわったことはないけど

勉強したことがある方への復習など

の機会になればと思っています。

 

では始めます。

 

本日の流れ

 

 

 

1 急性心筋梗塞とは

まず、急性心筋梗塞(AMI)って

なんだっけという部分、特徴について

お話ししていきます。

 

冠動脈の閉塞または狭窄により

その血流域が壊死に陥った病態をいいます。

閉塞の最も重要な因子は

冠動脈内の血栓形成冠動脈攣縮です。

ST上昇型心筋梗塞(STEMI)

非ST上昇型心筋梗塞(NSTEMI)に分類され

この分類に従って治療方針を検討します。

出来るだけ早期に積極的な

冠動脈再灌流

(冠動脈の血流が再び流れること)

を行うことが重要です。

なので、AMIかも…!っと運ばれてきたら

治療にこぎつけるまでの様々な処置は

時間との勝負なのです。

普段のチームワークを

発揮して患者の救命に尽力します💡

 

三大合併症としては

不整脈、急性左心不全、心原性ショック

があります。

 

 

2 症状

締め付けられるような激しい痛み

20分以上持続し、背中、左肩、心窩部に

放散痛(関連痛)があることも多いです。

発症は午前中に多いです。

冷感、不安感、顔面蒼白を伴い

通常ニトログリセリンが効かないです。

呼吸困難、消化器症状(悪心・嘔吐)を

初発とすることもあります。

糖尿病患者や高齢者では

胸痛を感じにくい場合があります。

これを無症状性心筋虚血という。

 

 

3 検査

心電図では

T波の増高ST上昇、経過時間が長ければ

異常Q波冠性T波を認めます。

 

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血液検査では

心筋の壊死によって心筋細胞からは

特有の酵素や蛋白(心筋障害マーカ―)が

流出します。

これらの濃度を検査することで、

心筋壊死の発生や程度を

知ることが出来ます。

 

検査の結果、AMIの場合

クレアチニンキナーゼ(CK)、CK-MB、

心筋トロポニンT、ミオグロビン、

心臓型脂肪酸結合蛋白(H-FABP)

上昇がみられます。

 

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またこのほかにも

発症2~3時間で白血球上昇

12時間でALT、AST上昇

24時間以降にはCRP上昇

がみられます。

 

聴診では

Ⅲ音・Ⅳ音を聴診します。

また、胸部レントゲンや心エコーで

鑑別診断と重症度診断を行います。

 

今日はこんなところです。

どうでしたか??

心筋梗塞とはという部分

ほんとに初歩の部分ですが

振り返りになったでしょうか?

 

久しぶりに私も振り返り

になりました。

やっぱり接していないと

忘れてしまいますからね

時々振り返ることは

大事ですね!

 

では、また書きます

 

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