こんにちは、さちこです('ω')ノ
今日は、土曜日♪
お休みをのんびり過ごしていました。
朝からゴロゴロ。
お掃除と洗濯をして。
でもお天気にあまり恵まれず。
まぁ何とか曇りって感じ。
では今日は、
呼吸不全の病態について
細かく見ていこうと思います。
この前、呼吸不全とは
という初めの部分をお話ししましたが
酸素化障害と換気障害が
ありましたよね。
その中の細かい分類が
実はあるんです。
それについてのお話です。
では、始めます。
本日の流れ
1 呼吸不全の病態(振り返り)
呼吸不全って
どんな状態だったか
覚えていますか?
呼吸不全とは
「動脈血ガスPaO₂、PaCO₂が
異常であるため
生体が正常な機能を
営めない状態」
でした。
何らかの原因でPaO₂が60㎜Hg以下
に低下する病態でしたね。
Ⅰ型呼吸不全とⅡ型呼吸不全
という分類があったのですが
Ⅰ型は
PaO₂が60㎜Hg以下で
PaCO₂は正常なもの。
要は酸素化のみの障害でした。
Ⅱ型は
PaO₂が60㎜Hg以下で
PaCO₂は45㎜Hg以上の状態。
このⅡ型はうまく換気が出来ず
CO₂が溜まってしまう
換気の障害でしたね。
そしてこのⅠ型とⅡ型呼吸不全
にはそれぞれ細かい
分類があります。
その細かい分類について
見ていこうと思います。
ちなみにこんな感じで
分類されています。
まずはⅠ型の酸素化障害の方から
見ていきます。
2 酸素化障害
酸素化障害には
拡散障害
シャント
換気血流比不均等
の3つがあります。
まずは拡散障害について
お話ししていこうと思います。
拡散障害
このblogの
最初の方でお話ししたのですが
拡散ってどういうものだったか
覚えていますか??
そもそも拡散とは…('_')?
濃度の濃いほうから薄いほうへ
濃度の差がなくなるまで移動する
ことを言います。
ココでは
酸素や二酸化炭素の話題なので
分圧の差がなくなるまで
移動すること
ということになります💡
で、
この拡散が障害されるのが
拡散障害なのですが
肺胞と肺胞の周りを通る血管
との間に何らかの障害があって
酸素を血液内に十分に
運べない状態のことなんです。
どんな時かというと
肺水腫や間質性肺炎などの時です。
肺水腫の場合は
この肺胞と血管との間に
水分が溜まってしまうので
この水分によって酸素の受け渡しの
邪魔をされている状態なんです。
拡散って分圧の差がないように
分圧の濃いほうから薄いほうへ
移動するっていっていましたけど
肺胞と血管の間に水がたまることで
その分圧の差を感知しにくくなるので
酸素がうまく血液に移動できず
酸素化障害が起こるんですね。
間質性肺炎の時も考え方は同じで
間質がかたくなり、分厚くなって
分圧の差を感知しにくくなるから
酸素が血液に移動しなくて
酸素化障害になるんです。
今日はこんなところで
終わりにしようと思います。
どうでしたか??
呼吸不全の振り返りもかねて
お話ししました。
拡散のお話をしたのは
だいぶ前だったので
覚えていない方も
知らない方も多かったと思います。
今日のお話でまた理解を
深めてもらえればと思います。
まだまだお話ししたいところ
があるので次もまた
酸素化障害の続きを
書こうと思っています。
ではまた書きます☆