さちこのナース勉強blog

ナースの為の勉強blog&ママナースの日常 元ICUナースが臨床で役に立つ看護の基礎と病態をわかりやすく伝えます。ママになって経験してきたこともお伝えしていきます。

人工呼吸器モード 基礎③

こんにちは、さちこです!

昨日は人工呼吸器の

強制換気・補助換気について

お話ししました!

また、PSVとPEEPの違いも

理解できたでしょうか??

結構ごっちゃになりやすいところなので

呼吸器を装着している患者を受け持つ

ときは、気にして設定を確認して

みてください♪

基本が理解できると

患者を看るのが楽しくなりますよ☆

 

では、今日は昨日の続き

モード 基礎③ということで

自発呼吸モードと特殊なモード

についてお話しします。

ここまで理解できれば

あなたも人工呼吸器への苦手意識が

ちょっと改善される!

とおもいます。

ぜひ苦手な方、読んでみてくださいね☆

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始めます!

 

本日の流れ

1 自発呼吸(CPAP=SPONT)

自発呼吸がメインのモードで、

自発呼吸に対する換気の補助をせず

吸気時と呼気時の両方

一定の陽圧をかけておく方法。

PEEPをかけ続けている感じです。

自発呼吸があることが前提なので

自発呼吸がなくなれば、無呼吸に

なってしまいます。

持続すれば換気量が保てないので

モードを変えるなどの対処が必要です。

換気量は自発呼吸頼みなので

必ず一回換気量(TV)分時換気量(MV)

呼吸回数(f)を観察してください。

 

前回までに紹介してきた呼吸器のモードの

なかで、一番自然に近い呼吸のモードです。

人工呼吸器を離脱する前に行うモード

(ウィーニングに使用されるモード)

でもあります。

 

CPAPは自発呼吸頼みで、一応

一定の圧が常にかかっている状態

ですが、CPAPだけでは吸気時の仕事量

補助はされません。

今まで強制換気や補助換気で

呼吸の管理をしてきた患者が

このモードにすると

自分で息をしなければならないので

モードを切り替えた直後は

順調だったけど、だんだん呼吸筋が

疲れてきて一回換気量が不安定・低下

することがあります。

急な呼吸負荷をかけると、呼吸仕事量が

急に増え疲弊してしまうので

そんな時はCPAP+PSのモードにして

プレッシャーサポートをかけてあげます。

これによって吸気時の圧サポートがあり、

呼吸仕事量が抑えられます

あくまでも吸気のサポートなので

呼吸筋疲労にも少しずつ慣れさせて

呼吸筋のトレーニングを行わなければ

呼吸器離脱・抜管までには至りません。

なので呼吸状態を見て

呼吸負荷がかかりすぎないように

患者の状態を観察しながら、

少しずつPS圧を下げていきます。

 

◎無呼吸や低換気になった場合に備えて

 必ずバックアップ換気と低換気のアラーム

 の確認はしておいたほうが良いです。

 

 

CPAPとPEEPの違い

CPAP

常に一定の圧をかけているモード

 

PEEP

呼気終末陽圧なので

呼気の最後に肺胞がつぶれないように

するための呼気の最後にかける陽圧のこと

 

 

2 応用編

BIPAP

自発呼吸を主体とした換気方法。

CPAPとの違いは、

高圧のPEEP低圧のPEEPがある!

ということです。

この高圧と低圧のPEEPを交互に

繰り返します。

人工呼吸器によってモードの名前は

変わります。

自分の病院の機種では

なんて呼ばれてるか先輩やCEさんに

聞いてみてください💡

 

BIPAPは自発呼吸の吸気に合わせて

高圧PEEPになり、

自発呼吸の呼気に合わせて

低圧PEEPになります。

また、高圧・低圧PEEPのどこの場面でも

自由に自発呼吸ができるので

呼吸器とのぶつかり合い(ファイティング)

が起きません。

 

自発呼吸がない時は、アシストコントロール

(強制換気)と同じになる。

 

BIPAPとPC-SIMVの違い

PC-SIMVは、補助換気中に自発呼吸が

出た時、呼吸器と自発呼吸が

ぶつかり合ってしまう。

BIPAPはどのタイミングでも、

自発呼吸ができるという点が

一番の違いです。

 

 

 

APRV 

ARDSのような肺が硬くなった状態の、

換気能力の低い重症呼吸不全患者に対し

肺胞を膨らませて、低酸素血症を改善する

ために使用されるモード。

ARDSについてはここでは難しいので

急激に悪くなった重症肺炎で肺が硬い状態

と考えてください。

 

換気方法は自発呼吸がメインで

これも高PEEPと低PEEPを繰り返すので

BIPAPと似たモードです。

BIPAPでは、高PEEPと低PEEPが

同じぐらいの期間で交互に

繰り返していた

APRVは、高PEEPを占める割合が高く

低PEEPの時間はとても短い(0.4~0.6秒)

のが特徴です。

高PEEP→一瞬、低PEEP→高PEEP

 

低PEEPは大体0㎝H₂Oで管理される

ことが多いです。

 

高いPEEPから一気に低PEEPになることで

短い時間に呼気が行われて

十分な換気量が確保できる。

⇒完全に呼気が終わる前に

 また吸気が始まるので

 内因性のPEEPがかかり、肺胞が

 つぶれない!

 そのためCO₂が貯留しやすい

 

出来るだけ長い時間高PEEP設定にして、

つぶれている肺胞を膨らましてあげよう

というモードです。

またこのモードも、

自由に自発呼吸ができるモードです。

 

お疲れさまでした。

大体のモードの説明が終わりました💡

基礎が終わりましたが

理解できたでしょうか??

次に呼吸器装着患者を受け持つときに

モードのことを考えて

おもいだしてもらえると

嬉しいです!

 

では今日はこれで終わります☆

 

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人工呼吸器モードの基礎について書きました!今日は自発呼吸シリーズです!よかったら見てください!http://saccyan-kango.hatenablog.com